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アメリカで車売却

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そろそろ本帰国で車の売却しなければいけない。
でも、どうやって売ったらいいのか、どうすれば高く売れるかなど、初めてのアメリカでの車の売却は分からないことばかりです。
私も本帰国で車を売却しましたが、いざ動き出すまでは心配事ばかりでした。
実際に動き出すと分かってきますが、やってみないと良く分からないということが多いです。

ということで、今回は売却した際の流れ、こうしておけば良かったなど、反省を踏まえた具体的な内容をまとめましたので、これから車を売りたいと思っている方の参考になると思います。
※ここでは個人での売却については書いていません。
個人売買は高く売却できる可能性はありますが、トラブルが起きる可能性も高いのでおすすめしません。手続きも手間ですしね。
そして、帰国直前でトラブルにあってしまうと目も当てられません。安全に高く売却する方法を検討しましょう。

何カ月前から動き出せばいい?


最低でも1か月、余裕を見て2か月前から少しずつ準備を進めていくのがおすすめです。

実際に動いた日数をここにまとめておきます。
・オンライン見積:1週間
・ディーラー持ち込み見積り:1日
・売却手続き:1日
・保険解約手続き:申し込み後1週間
・銀行への入金:1日

ここだけ見ると、2週間もあれば手続きはできるように見えますが、実際には2か月前から少しずつ動いています。

イメージとしてはこのような感じです。
8週間前:売却先、方法を調べ始める。相場確認。売却先、方法を確認
6週間前:オンラインやCARMAXなどで見積もり申し込み。
(アポ取りから見積もりまで1週間程度必要なもの)
5週間前:ディーラーで見積もり取得。
ネット見積もりと比較して売却先決定。
車の引き渡し時期を交渉(2週間程度引っ張る)
3週間前:車引き渡し。保険解約申し込み。小切手受け取り後、銀行入金。
※入金先によっては時間を要する場合有り。
2週間前:保険清算、解約完了
1週間前:その他、手続き(クレジットカード解約、銀行解約等)

条件によって、必要な日数など変わってきます。
例えば、ディーラー見積りだけで良い人なら見積もりは1日あれば十分なので、1か月前から動いていれば余裕でしょう。

その他考えておいた方が良いのは、日本への送金手続き、銀行の解約手続きです。高額の小切手の場合はオンライン入金できないので、銀行へ足を運ぶ必要があります。例えばUnionbankに入金する場合、近くに支店がない場合は郵送して処理をしてもらう必要がありますので、郵送での入金日数、日本への送金手続きで結構日数が必要です。その点を踏まえて、売却の日程を立てましょう。

また、車をギリギリまで乗りたいという方はガリバーなどで交渉するのも有りです。ガリバーの場合は振込先に日本口座を選択することもできるので、銀行の解約も事前に動けます。

高く買ってもらう方法は?


結論から言うと「複数の見積もりを取得して、見積もり結果を元に交渉する」です。
そんなことは分かっていると言われそうですが、基本はこれです。アメリカだからと言って違いはありません。
では、具体的に何をしたか話していきますね。


1)ネットで相場確認、オンライン見積もり

まず、やることは相場を確認することです。Kelley Blue book で相場を確認しましょう。
ここの見積もり価格はディーラーが参考にしているもので、大体この価格で提示してくるはずです。(中には買い叩こうと低い価格と提示してくることもありますが)

Kelley Blue book

ここでは見積もり手続きを最後まで進めず、あくまで参考値として確認しておきましょう。見積もりのオプションに”Get a Cash Offer”というのがでてきますが、ここでは”Trade-In”(下取り)で相場を確認しましょう。”Get a Cash Offer”で進めてしまうと、見積もり直後に提携しているディーラーから電話やテキストが届いくので非常に面倒くさいです。
売却のみに対して、$1,000くらい高めに出ますがだいだいの相場感はつかめるので、まずは”Trade-In”で価格を確認しておきましょう。

売却のみの見積もりはディーラーに行く直前でオッケーです。

2)オンライン、CARMAXで見積もり

相場を確認したら、その金額をベースに見積もりを取得しましょう。

まずは少し日数が必要なオンラインやCARMAXから動きましょう。
オンラインの場合は自分で写真を撮影、傷の箇所、レベルの報告をして、1週間ほどで見積もりを取得できます。
CARMAXなどの場合はオンラインで見積もりを取った後、実際の店舗で最終見積もりを取る必要があり、店舗見積もりのアポを取得することを考えると少なくとも1週間は見ておいた方が良いでしょう。

ガリバーUSA(オンライン見積もり)

私はここで見積もり申し込みをしました。ただ、私の場合は担当者の対応が悪かった為にここから見積もりを取得することはできませんでしたが、時間が無い人にとっては便利です。
平日時間が取れなくても、週末に写真を撮って送るだけでオッケーです。振込は日本、アメリカどちらの口座にもしてくれるし、支店から距離がある場合でもガリバーが自宅まで引き取りの手配をしてくれます。

CARMAX

ここの見積もり額は恐らく一番高いと思います。
まずオンラインで見積もりを取得した際に一番高い価格でした。その価格をベースにディーラーで交渉をしましたが、まずここの見積りより高い金額の提示は出てこないです。
私の場合は実店舗が遠く、見積もり時、売却時に店舗まで行かなければならなかった為、ここでの売却は断念しました。

3)ディーラーで見積もり


オンライン、CARMAX等で見積もりが取得できたら、その結果をもってディーラーでの見積もりに行きましょう。
近所のディーラーを複数回って見積もりを取るだけです。必ず複数店舗回りましょう。
私の場合は4店舗回りましたが提示額は最大で$2,000の差がありました。

すぐに売却しなければならないということを知られると買いたたかれる可能性がありますので、帰国することや日程が無いことは話さないようにした方が良いでしょう。

一番高い見積もり額に対して、他でそれ以上の提示ができるかどうか交渉しましょう。
私の場合は1店舗目で提示してもらった金額が高額で、他ではそれ以上出せないと言われたので、1店舗目のディーラーで売却をしました。
ちなみに最初に金額を提示された後、もう少し買取金額を上げてくれないかと交渉したら$300上げてくれました。ダメ元で一度交渉してみるは有りです!

売却手続き、その他

見積もり時、もしくは売却決定時にいつまで乗れるか交渉しましょう。交渉できるのは見積もりの有効期間内ですので一般的に2週間程でしょう。
私の場合は早めに手放す予定でしたが、後から妻がギリギリまで使わなければいけなくなった為、後から再交渉し1か月待ってもらいました。これは担当者次第ですね、私は良い担当者でラッキーでした。

売却手続きは非常に簡単です。タイトルを渡して、売却のサインを記入するだけです。
ディーラーの場合、手続きを事前に進める為に数日前にタイトルを渡しておくと車の引き渡し時にすぐ小切手をもらうことができるはずなので、その点も確認しましょう。
(事前に社内の手続きを済ましてくれるので)


売却後の手続き(ナンバー返却、保険解約)

オハイオ州の場合、売却後は保険の解約のみです。ナンバーの返却などは必要ありません。
※州によってはナンバーの返却が必要かもしれませんので、居住されている州の対応について確認してください。

保険解約

保険会社に連絡して、売却したことを伝えます。売却証明などは要求されませんでした。
1週間程度で、保険料の支払いで過不足が無いか確認が取れますので、その後追加支払いがあれば、支払いを済まして完了です。

保険料の支払いをAuto Payしている場合は、2か月くらい前から手動に切り替えておきましょう。
解約時、日割りで支払いになるので、Auto Payの場合は全額引き落とされてしまいます。
(当たり前ですが、帰国前の保険更新時は年払いではなく、月払いに切り替えておきましょう)

売却金の受取、銀行への入金方法

基本は小切手、一部ガリバーなどは振込み対応になります。
高額の場合はオンラインでデポジットができないので、その場合は銀行に直接行って依頼してください。

近くに店舗が無い場合は郵送などの対応になるので、事前に必要日数を確認しておきましょう。入金限度は銀行アプリのオンラインデポジットの手続きの画面で表示されます。CHASEの場合は$7,500、UnionBankの場合は$1,500でした。

まとめ


私の場合、オンラインの見積もりは使えなかったのですが、ディーラー回りだけでも十分な価格で買取してもらえたので満足しています。
実際、Kelley Blue bookの見積もりより$800高く売却できましたしね。

また、近所のディーラーで売却できたおかげで、ギリギリまで乗れたし、引き渡しもスムーズにできました。

帰国直前は時間も無いので、あまり高く売却することに固執せず、引き渡し場所や日程とのバランスを考えて売却先を決めるのがおすすめです。
個人的には近所のディーラーで相場より高い見積もりが出てくれば、満足して売ってしまって良いと思います。

お金ももちろん大事ですが、直前のトラブルで手続きが出来なかったということがあれば元も子もないのでそこも踏まえて売却方法を考えましょう。